このレビューはネタバレを含みます
コロナ禍の、人との接触をとにかく避けてたあの空気感が懐かしい。
コロナを無いものとした作品も多い中で、これは珍しい気がする。
(「俺の家の話」もコロナ描写リアルだったの思い出した。)
大学の研究室配属も始まり、もう2ヶ月の長期休暇なんてないと思ってたところに、少し遅れてやってきた春休みだったなあ、コロナ禍。毎日U-NEXT観てたな。自分の引きこもり適性の高さを実感したわ(笑)
(あの頃社会人じゃなくてよかったと心底思う…。)
それもあって、この映画の芸術は“ゴミじゃない”ってのにも、大きく頷けた。
確かに緊急事態では後回しにされるのは分かるけど、必要よな。
話としては、主人公の取り組んでる作品が、ぎり持って帰れて家でもできそうなやつじゃないほうがよかった気がする…。
のん自身、かなり大きい作品とか作ってるし、それこそかなり制限された舞台とか音楽もやってるわけだし。
昔作品を誉めてくれた、今の自分の原点になる同級生に会って、再び情熱を取り戻していくわけだけど、そこで恋仲になるとかじゃなくてよかった。
いつかが好きだから作品を誉めたじゃなくて、シンプルに作品が良いと感じたから誉めた方が、この話では重要だと思うので。
(のん、家でぐーたらしてるだけでかわいいわ(笑)
髪結んだ時の横顔の美しさよ)