かじドゥンドゥン

ワニ少年アーロの冒険のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

ワニ少年アーロの冒険(2021年製作の映画)
2.8
もともとは捨て子で、人間の婆さんに沼で育てられたワニ少年アーロは、ある年の誕生日に、自分がニューヨーク出身であることを知らされる。赤子のとき腕につけられていたバンドには、父の名前があった。それだけを頼りに、ニューヨークへ旅立ったアーロは、何人かの仲間と出会いながら、父らしき人物と再会する。大規模都市開発を計画して出資者を募ってプレゼンしているその男は、ワニ人間が自分の息子であることを認めようとしないが、しかしアーロが父への思いを切々と歌うのを聴くと、それに同じく歌で答え、彼が自分の息子であること、自分が貧しい街出身でいじめられていた鳥人間であること、アーロを捨てた後悔、故郷の街を一新させたいという野望を打明ける。男の思いきった告白に、会場の聴衆は拍手喝采。親子の絆があらためて回復され、念願の都市開発も進む。

ミュージカルアニメ。