煙突の見える場所に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 3ページ目

「煙突の見える場所」に投稿された感想・評価

タイトルにある煙突とは千住にあったおばけ煙突のこと、見る角度によって本来4本ある煙突の本数が変化して見える

物語はその煙突が3本に見える地域に住む上原謙&田中絹代夫婦、その二階に間借りしている高峰…

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三四郎

三四郎の感想・評価

3.5

この映画のテーマは「幸福とはなんぞや」。少なくとも私はそうだと思う。
「ねぇ、私幸福そう?」と問う関千恵子演じる女性はバカか?と思ったが、違う!靴を片方ずつにしてぎこちなく歩く二人。松葉杖の女性がそ…

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この異質な味わいをどう伝えたら良いのか悩ましい。

上原謙は器の小さい男をやらせたら天下一品だな。高峰秀子もツンケンして愛想のない女の役が本当に鈍く光輝く。
そういう何となしに負の要素を、凡庸なホー…

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Zhivago

Zhivagoの感想・評価

3.3

高峰秀子と芥川比呂志の描き方がいいです。高峰秀子が凄いだけかもしれませんが。
五所監督は気の強いちょっと癖のあるちょっとひねくれたような人間を描くのがうまい監督だという印象です。メインの夫婦が癖のな…

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タイ焼き。みかん。りんご。パン+変なジャム。……食べ物がことごとくマズそうに見えた 笑。

“大人たちの泥沼”への洗浄剤感(光明感)を女優として元々持つ高峰秀子さん。役柄上それを共有せんとする芥川比…

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marmelo

marmeloの感想・評価

3.3

京成線の関屋あたりに存在した電力発電所、通称お化け煙突が登場する映画。途中で京成線だと思われる車窓から煙突を撮影しているのだが、4本に見えたり3本、2本に見えたりしまいには1本に見える場所もあって、…

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初)日本人なら傑作!少なくとも共鳴してしまう作品。日本人のDNAに擦り込まれている敗戦からの復興下の数々の生活風景(長屋生活、商店街の風景、公共工事の風景、川の土手等々)の中で生きている姿が自分のD…

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てふ

てふの感想・評価

4.0
千住のお化け煙突の辺りを舞台とした下町庶民の人間模様。『めし』もそうだったし、上原謙の演じる夫は少し嫌な感じ。

神保町シアター 田中絹代特集にて
自失した田中絹代が川に入水しようとするのを目の前に、なにもできずに足がすくむ夫の上原謙。

見る場所によって1本にも4本にも見える千住のお化け煙突の下で生きる人々をユーモアとペーソスを込めて描いた人間ドラマ。上原謙が二枚目でした。花井蘭子はお姫さま女優だと思っていたので小料理屋に勤めるよう…

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