台湾映画ということで強いメリハリはさほど期待できないだろうという予感どおりの緊迫感に欠けた展開。とはいえシナリオ的にはある程度考えられていたとも感じていたので演出上の問題だろう。
そんな中ちょっと驚いたのが女性検事の命運。ネタバレはしないがあそこでまさか・・・・としばし唖然とはなった。
まさか・・・という意味ではラストクライマックスの「悪役捕り物劇」も。あんな盛り上がりのない呆気ない形で幕が下りるとはちょっと・・・驚くよりも何だか呆れてしまった。
でもどうなんだろう、公害汚染企業と政治家の癒着を告発するという趣旨的には、少なくとも台湾国民に対しては充分な内容なのかもしれない。
台湾の方々はきっと穏やかで優しさが前面に出るような性質が強いのかもと思わされましたね。