大岸弦

ガザ・サーフ・クラブの大岸弦のレビュー・感想・評価

ガザ・サーフ・クラブ(2016年製作の映画)
5.0
ガザ・サーフ・クラブ
大阪十三にある映画館「第七芸術劇場」にて鑑賞 2024年1月18日
2016年の記載はおそらく上映開始かとおもいます。

誰も海では僕らの自由を奪えない。
イスラエルとエジプトに挟まれたガザ地区は、約200万人の人々が狭い土地に閉じ込められている。
経済封鎖が続くガザでは船舶の自由な出入りはなく、入る物資も出ていく物もほとんどない。
若い世代は仕事もなく、未来への展望のないまま日々を送っている。
2014年のハマスとイスラエル間の紛争は、イスラエル軍の地上侵攻に発展し、多くの人命が奪われ、多くの建物が破壊された。
しかし、このような状況下でも、若い世代は自由を求めて海に繰り出し、サーフィンに興じている。

42歳のアブー・ジャイヤブは、最年長のサーファーで、若者たちにサーフィンを教えている。
子どもたちがサーフィンを習いにやってくるが、以前はクローゼットの扉やテーブルの天板など、どんな木片の上でもサーフィンをしていた。
23歳のイブラヒームは、いつかガザでサーフショップを開くのが夢だ。アメリカからガザにやってきたマシューにその夢を話すと、マシューは支援を約束してくれた。女性のサーファーもいる。
イブラヒームは、いつかガザでサーフショップを開くのが夢だ。アメリカからガザにやってきたマシューにその夢を話すと、マシューは支援を約束してくれた。
女性のサーファーもいる。15歳のサバーフは、子どもの頃にサーフィンを習っていた。しかし彼女はもう、若い頃のように自由にサーフィンしたり泳いだりすることはできない。彼女はスカーフを腰に巻いて泳ぎ、自分なりに抵抗することもある。
彼女の夢は「世界を旅して、ガザで有名になること」
イブラヒームに転機が訪れる。仲良くなったマシューがハワイに来ないかと誘ってくれたのだ。

以前上映されていた「ガザの日常」という作品と連系しているような気がします。
大岸弦

大岸弦