きょむたん

先生、私の隣に座っていただけませんか?のきょむたんのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

旦那と妻のどっちに感情移入するかで全く別の印象になる映画なんだろうなぁと。
旦那の方に感情移入した場合は「女の子ってミステリー…」で妻に感情移入した場合は「スカッとムービー」になるからその違いが面白かった。

黒木華の出てる作品に最近触れることが多いんだけど、純真で真っ直ぐな女性の中での振れ幅と演じ分けが凄いなぁ…と。

「凪のお暇」だと太い直線の中を細かく蛇行するような純真さがあって、「リップヴァンウィンクルの花嫁」ではマイナス方向とプラス方向にジグザグに進むような純真さで、「重版出来」では彗星が光の尾を引くような真っ直ぐさがあって…。

その中でもこの作品では二重の線が流れてくような裏表のなさを演じられていて、「黒木華、すこだぁ…」ってなりました。
きょむたん

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