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エンドロールのつづきのyukiのレビュー・感想・評価

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)
3.9
定時奪取できなくて微妙な時間にー
アクションを観てスッキリしたい思いよりも、こころに沁み入る映画が観たい!
モリコーネの上映回はもうないので、異色のインド映画らしい今作を観に行く。
映画に心を奪われた少年が主役らしい、との予備知識のみで。

【感想】
◆「なぜ?」「どうしたら出来る⁉️」の追求

序盤は「ニュー•シネマ•パラダイス」を想起させられるけれど🤔違うと感じた。

“光”を掴まえたい「映画になりたい」という少年や、
彼を通して映し出される映像を感性で観ながら味わう作品。
“ドラマ”を求めて観るとガッカリするかも。
(作中では“物語”が映画の要と語りながらそれを紡ぎ出すのが苦手な監督のようで💦)

興味を示すものに対する閃き、
特に未完成な子供ならではの発想•行動力が眩しい✨
(行き過ぎな部分もあるけれど🤣)
換気扇(扇風機の羽だったかな?)やミシンの斬新な活用方法‼️
貪欲なまでにトライ&エラーを繰り返す。
そうまでしても、映画を“写したい”‼️“光を知りたい”‼️本能的な衝動が溢れ出る。
それを理解できずにひたすら棒で叩いていた父親が、ようやく息子を理解できる“Last Film show”は観所のひとつ✨
創造力の翼よ🕊✨

◆時間
インド映画にしては尺が短め(一般的❓)の112分。
でも90分程度に凝縮してくれたら、もっとよかった印象。
主人公の名前“サマイは時間を意味する。それも象徴的だった。

◆自然
沢山の“自然”を切り取った映像も綺麗✨
野生の動物も登場し、ライオンとのシーンも印象的。

◆魅力的なキャスト
主演サマイを演じたバヴィン•ラバリは3,000人の中から選出された今後も注目の新星✨
とにかく表情が魅力的で目が離せない。
映写技師ファザルを演じたバヴェーシユ•シュリマリも独特の雰囲気😆
サマイの母を演じたリチャー•ミーナーの美貌😍美しい手でこしらえる料理の数々も必見🤤✨
(パンフに多数レシピの記載あり🎶)

◆読み応えのあるパンフ
映写機やグジャラート州に関して、等、色々
詳細が記載されていてお買い得です♪

😍追記❣️
妄想ではなかった‼️リティク出演作🫶

劇中で、映画館で上映される作品としてたびたび『ジョーダーとアクバル』(2008年)に、
アイシュワリヤー・ラーイとリティク・ローシャンというヒンディー語映画界の二大スターが共演している。
パンフにも記載してほしかった😫
リティク出演シーン、もう一回観たい❤️‍🔥


❄️2023-🎦12
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