素敵な映画でした。この雰囲気の映画、大好きです。
ネタバレあり。
映画の魅力に心を奪われたチャイ売りの少年。本当にかわいらしく、素晴らしい演技でした。映画に引き寄せられる表情、友達とともに廃材で映写機を手作りしようと行動しているときはワクワク感が止まらず、ものすごい探究心と熱意で周りを動かした少年には、感動に似た清々しさを感じました。
それから、お母さんが作るお弁当!!本当に美味しそう!食べてみたいって思いました。
このお弁当が、少年の映画への道の切符になったのだから、スゴイです。お母さん、すっごくキレイ!
担任の先生も良い方でした。英語を学ぶことを勧め、少年を応援しました。学ぼうとすることには、周りの理解が必要だということもこの作品では訴えていると思います。
反対していたお父さん。最後は少年を応援し、少年に関わるみんなが駅で見送るシーンは涙がでました。少年を見送る友達達の一人一人の表情も素晴らしかったです。
映画のデジタル化で、映写機やフイルムが捨てられて再利用されるシーン。少年の喪失感を思うと悲しくなりましたが、最後の女性達の腕輪のカラフルさ明るさをみて、少年の未来を期待しました。
素晴らしい映像美が溢れかえる今、手作りの上映会で、自分達で音をつけたり、歌ったり、あーいいなぁって思いました。
とても暖かい気持ちになりました。