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クレッシェンド 音楽の架け橋のRのレビュー・感想・評価

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理想の甘さと現実の鋭さでとても悲しくなる。最後はガラス一枚を挟んでのボレロ。みんな望んでいることは同じはずなのにでもそこには壁がある。わかりあうことはできない。音楽のちからを持ってしてでも。わかり合いたい、でも現実がそうさせない。その壁を乗り越えようとした二人はいなくなってしまった。音楽で心が一つになれるなんてほど現実は甘くない。でも必死に生きている。キッパーとヒジャブを取り替えるシーン、こんなことしてまで平和を望む意思表示をしているということ、わかって欲しい。戦争バカ。でもパレスチナとイスラエルの間では想像絶する遺恨のスパイラルがある。
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