クレッシェンド 音楽の架け橋のヨッシーのネタバレレビュー・内容・結末

パレスチナ人とイスラエル人が同じ楽団員として話柄の願いを込めたコンサートを開こうというお話。
最初はぶつかりあってた両者が打ち解けあい、バラバラだった演奏も息のあった演奏へと変わっていきます。
両民族の根深い対立を越え、コンサートが成功して終わるのかと思いきや、イスラエル人の女性とパレスチナ人の男性が駆け落ちし、その途中でパレスチナ人の男性が事故死してしまい、そのためにコンサートは中止になります。
それぞれ帰国することになり、部屋も隔絶された形で飛行機を待つ空港にて、両者が一緒にボレロを弾いて終わるのですが、このシーンがせめてもの救いでした。
このシーンが無ければ、ただただ、虚しさだけが支配する、そんな作品になるところでした。
なんか、こういう作品は、変などんでん返しは要らないので、普通に喝采の中で終わって欲しかったです。