ヨーロッパ!って感じのこの独特な間の取り方と安易なハッピーはさせないリアリティ、好きです。感動作とありますが感動とはちょっと違うかも…。
この作品のような服飾だったり料理だったり“つくる”ことのテーマも好きなのですが、需要を見極め、より世間から求められる方にシフトチェンジしていくというのはピンポイントにつきつめた職人であればあるほどプライドがあり難しいと思うのに主人公は「仕立てている」ということに重きを置いて自分の持っているスキルを殺さず人生を開けさせたのが凄いと思った。
関係ないけど主人公が屋台を空けていたり目を離したりするとスリに合うのではないかとずっとヒヤヒヤしてましたが何事もなくて安心した。