ちゃんゆい

テーラー 人生の仕立て屋のちゃんゆいのレビュー・感想・評価

テーラー 人生の仕立て屋(2020年製作の映画)
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画角がかなり好きだった。
人物を映すカットでほぼ必ず手前に遮蔽物があり、立体絵本のような奥行きを感じた。人物のいる周辺環境が伝わってきて良かった。

寡黙な主人公だからこそ、間や仕草で察することを必要とする作品。日本人の感性と合ってると思った。

人生の仕立て屋というサブタイトルには安直さを感じる。
北欧映画のように、人生は前提で厳しいものだが、そこにも鏡の反射光のような希望はあり、新しい道を見出せるよというメッセージの作品だと思った。