このレビューはネタバレを含みます
🌙2024.02.26_24-44
職人気質で寡黙な主人公のおかげで台詞は少なめで音楽も静か。台詞に頼らずに動きや
表情、その場の雰囲気で表すのはとても良かった。ただあまりにも"察してくれ"が多すぎる気がする...笑
あとポスターとあらすじのイメージで明るいコメディをイメージしていたんだけど、全然違った(笑) 「希望溢れる感動作」は言い過ぎだと思うな〜笑
なんとか店を存続させようと移動式屋台まで作って頑張るニコスがだんだんと可愛く見えてきて応援したくなる。そんな中 成り行きでウェディングドレスを作ることになるんだけど、実際にニコスが作ったドレスを着て結婚式を挙げているシーンを見れるのは1回のみ。ドレスの値段も値切られまくり、結局 店は差し押さえられるし、移動式屋台は壊されるし、父からはドレスを作っていることに嫌味を言われる...とニコスの頑張りがあまり伝わって来ず不憫で可哀想な結末に。それでもウェディングドレスの販売にシフトして頑張るニコス。確かにある意味「希望溢れる感動作」なのかもしれない...笑
一つ本当に気に入らないのが恋愛パート。
恋愛を通してニコスの人間性の成長を描きたかったのなら、独身女性にしたら良かったのにわざわざ不倫展開にしたのはなぜなのか。相手の娘のヴィクトリアとも仲良くしていたのに、彼女の家族が壊れることを考えないニコスにうんざり。ヴィクトリアがただただ可哀想。ニコスがウェディングドレス作りにシフトして頑張る内容だけでも十分に楽しめたと思うけどな〜前半がとても良かっただけに残念。