『ショップリフターズ・オブ・ザ・ワールド』観た。スミスが好きではない人にはたぶん、ほぼ面白くないだろうけど、スミス好きには次から次へと名曲たちが聴ける、今どき可愛らしすぎるぐらいなエイティーズ感満載な青春劇。
スミスを初めて聴いたのは、中３の時にうちに初めて遊びに来た友だちが、すでに家を出ていたうちの長男の兄貴が置いていったレコード棚から「スミスじゃん。ダビングさせてよ！」とかけた『ミート・イズ・マーダー』だった。そのすぐ後に彼から借りた『ワールド・ウォント・リッスン』はジャケがお洒落でカッコよかった。美術の授業で黒いカーボンが刷り込まれた白い皿に好きな絵柄を削るように描いてから焼くと青い絵皿になるという課題でそのジャケを模写した。出来上がりを見せたら「スミスじゃん！」と彼が笑って喜んでくれて、照れくさくも嬉しかったな、なんてことを思い出した。
