eikotomizawa

ふるさとのeikotomizawaのレビュー・感想・評価

ふるさと(1983年製作の映画)
4.0
千太郎が山道を駆け降りていくシーンからツーツーと涙が流れて困った。やりきれない事情が重なり、余裕もなく戸惑いながら生きる人々と、運命を知らないまま茂る徳山の自然の豊かさの対比に陥落。主役の加藤嘉さんって「ぼくのおじいちゃんのかお」のおじいちゃんじゃないか。

そしてびっくりしたのが千太郎。棒読みとも呼べない、あの年頃の男の子特有と呼んでいいのか、表情や表現力に少し硬さの残る、絶妙な演技がすごくナチュラルで良かったんだけど、子役ではなく、公募で選ばれた現地の小学生が抜擢されていたとは。
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