大きなダイアモンドを巡る争奪戦を描いたクライムコメディ群像劇。
ガイ・リッチー監督が手がけた2作目の長編作品で脚本も担当し、ジェイソン・ステイサムとベニチオ・デル・トロ、ブラッド・ピット、スティーヴン・グレアム、デニス・ファリーナ、ラデ・シェルベッジア、アラン・フォードらが共演。
”フォー・フィンガー"の異名を持つフランキー（ベニチオ・デル・トロ）率いる強盗団は、アントワープのダイヤ商から86カラットの大きなダイヤモンドを強奪し、ニューヨークマフィアのボス・アビー（デニス・ファリーナ）へ届ける途中でロンドンのノミ屋に立ち寄る。それを知った元KGBでロシアの武器商人ボリス（ラデ・シェルベッジア）は、フランキーからダイヤモンドを奪うために黒人3人組を差し向け、一旦はダイヤを手にする。そんな折、ターキッシュ（ジェイソン・ステイサム）と相棒のトミー（スティーヴン・グレアム）は、ロンドン裏社会で力を持つブリックトップ（アラン・フォード）のために非合法ボクシングで八百長試合を仕組む。しかし出場予定のボクサーが怪我で出場できなくなり、急遽無名のボクサー・ミッキー（ブラッド・ピット）を代役として試合に出場させる。ミッキーは4Rでノックダウンされて負ける手はずであったが、逆に試合開始早々に一発で相手をノックアウトしてしまい、ブリックトップの怒りをかってしまう.....
一つの大きなダイヤをめぐってニューヨークマフィア、ロシアの武器商人、ロンドン裏社会のドンが争奪戦を繰り広げる群像劇。
登場人物が多く、一方でテンポよくどんどんストーリーが展開するので集中して観ないとフォローするのが大変。
ダイヤの行方は二転三転して最後まで結末が分からない。
ストーリーの鍵を握るのは意外にもワンコ。果たしてワンコがどのように絡むのか注目です。
ジェイソン・ステイサムが狂言回しとなり、彼を中心にストーリーが展開する。
ブラッド・ピットはヒッピー風のボクサーを演じ、何を喋っているのか分からず笑わせてくれる。ヘタレかと思いきやボクシングは目茶苦茶強い。
果たして最後にダイヤを手にするのは誰か？
「おかしなことが続くもんだ うるさい犬だぜ こういう場合 専門家に相談するのが一番いい方法だ どうだい 買い手は見つかるか？」
2024.3 BS-TBSで鑑賞（土曜映画デラックス・吹替）
