しーかず

天使と悪魔のしーかずのレビュー・感想・評価

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.5
前作「ダヴィンチ・コード」に比べると多少話がまとまってて観やすい印象だけど、相変わらずクライマックス盛り上がった後の展開が長い。黒幕も全員分かりやすく怪しい演出があり誰であっても驚きがないし、「なるほど!」となる伏線回収や上手く落ちてる感じがない。ましてや一番盛り上がるシーンが終わった後にちょちょっとどんでん返し的な黒幕発覚シーンがあるけど、観る側としては盛り上がりのピークが過ぎていつ終わってもいいところの一展開という感じなのでいまいち上がる要素が無かったし、むしろ最後の展開によって全体像がごちゃっとしてしまっているように感じた。20時〜23時の間に1時間ずつ枢機卿が殺されるという切羽詰まった予告の中でもわりとじっくり推理してるので時間感覚の違和感があったのと、置かれている状況に対して緊迫感もあまり感じなかった。ユアン・マクレガーが相変わらずカッコよくて良い演技だったのはプラス要素。
しーかず

しーかず