Masato

天使と悪魔のMasatoのレビュー・感想・評価

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.7

ダ・ヴィンチ・コードの続編。

前作より格段に面白くなっている。原作に忠実だった前作に比べて本作は脚色が多いとのことで、エンタメ色が増して映像的にもストーリー的にも映画的で面白かったので正解だった。

相変わらず謎解きが難解過ぎてよくわからないけど、なんか解いててすごい(小並感)っていう感覚でも普通に面白くなっていて、今作ではその状態でもかなり面白いようになっていたので個人的には満足。

高校の授業で一度ざっくり見ていたため黒幕の存在はうっすら気付いてはいたものの、悪そうな顔の人たちが多くてミスリードが多かったのが面白かった。世界史でも学ぶ宗教と科学の対立を軸にした物語だが、またカトリックの人が怒りそうな内容。多分バチカンの人たちは黒幕のほうに感情移入するのではないだろうか。でも今回は枢機卿の人たちは理解ありますよという配慮はあったので平気かな。

宗教が成り立たなくなるから科学を弾圧するって未だにやってるのはアホらしいけど、人間の扱える範囲を超えたものを作ることもよく考えなければならない。
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