五十

天使と悪魔の五十のレビュー・感想・評価

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.7
こちらはこちらで面白いですね。
ミステリー小説はほんの少ししか読んだことがないのですが、全世界共通して同じような始まり方だなぁと思いました。

さて、この映画では「反物質」がキーワードとして出てきます。
劇中では小難しい説明がズラズラと並んでぶっちゃけ分かりづらいですが、ウルトラマンガイアで分かりやすく説明していた話があったので幸い助かりました。
(ウルトラマンガイア 第14話『反宇宙からの挑戦』)
しかし、その理解はストーリーの理解に直結しないので、とりあえず凄い爆発物とでも思えば良いです。

物語はこの反物質がそれを悪用しようとする者に奪われたところから始まります。
主人公達は犯人の殺人予告のヒントを紐解きながら殺人を食い止めると同時に、奪われた反物質を取り戻すために東奔西走するわけです。


辻褄が合ってるかどうかはまた最初から観て確認するのがダルくて分かりませんが(おい)、映画としてはアクション要素など前作よりも見所がグッと増えて観ていて楽しいです。
ミステリー感は前作の方が強かったように感じますがこのバランスも僕は好きですね。

終盤も、このまま終わるのかなー綺麗すぎるなーと思っていたらきっちりもう一転してくれて予想通りというか期待を裏切ってくれません。
終わり方もこの映画が語ろうとしていることがズレていなかったので良い着地でした。

前作でも思いましたが、この映画って音楽がめちゃくちゃ良いですね。
静かに流れていた音楽が、謎が解けた瞬間にズーンと盛り上がるんです。マジでカッコいい。
サントラ欲しくなっちゃったな。
五十

五十