『インフェルノ』に向けてシリーズ予習その2
とにかく難解だった前作に比べ、かなりエンタメ性に振ったわかりやすい作品に仕上がっていた。けど、なんか脚本がイマイチ好きになれない…
前作は謎のカーチェイスがあったけど、今作も強引に見せ場を作るために挿入したとしか思えない箇所が多くてさすがに萎えるなあ。その解決方法もご都合主義な展開ばかりなのもあまりよろしくないように思う。特に資料室の酸素がなくなる場面とか「うわあ…こんなんやっちゃうか…」ってなった。
それに、ワクワクポイントになるはずのイルミナティが黒幕である必然性があまり感じられないというか、単に「とうの昔に滅んだはずの悪の結社」としてしか描かれていないことも不満点かな。
最後のどんでん返しには気づけなかった。というかこういうのは気づけない方がよっぽど嬉しい。素直に「ほう…」と口に出してしまったよ。
思い返してみて、「天使と悪魔」というタイトルについて考えてみたら結局クソ難解だったというオチ…