タズシネマ

天使と悪魔のタズシネマのレビュー・感想・評価

天使と悪魔(2009年製作の映画)
3.0
【タズシネマ】
大好きなダビンチコード続編なんだけどイマイチなんだよなあ。

ローマ教皇が亡くなりコンクラーベ(次期教皇選出選挙)が行われる最中4人の枢機卿が誘拐されてひとりひとり殺されていく。犯人誰なのか、そして目的は?みたいな。

前作は宗教絡みの重い話とはいえ謎解きアドベンチャー色が濃くてインディジョーンズとかナショナルトレジャーみたいな爽快さがあったのだけど、こちらはジャンルチェンジしてボーンコレクターみたいなサイコキラーものになってる。そして前作でとても興味深かったキリスト教にまつわる歴史とかトリビアがあんまり出てこないし、ラングドン教授の特殊能力(アナグラム解析とか)もあまり発揮されない。

とはいえ興味深いところ抜粋メモ
◇イルミナティ
教会の教えに疑問を持ち科学を研究してたら1668年、教会が科学者4人をさらい処刑。それを機にイルミナティが過激化したが、結局教会に抹殺され生き残りが秘密結社になった
◇ピウス9世の大去勢
1857年、彫刻の男性器が肉欲を煽ると彫刻の男性器を壊していちじくの葉をつけた
◇ガリレオは敬虔なカトリックでイルミナティメンバーだった。教会と科学は同じことを語ってると説いた。そしてイルミナティは科学の四元素、火、土、空気、水の4つの彫刻を作った
◇英語
英語はシェイクスピアやチョーカーなど自由思想家たちの言語だから教会からは穢れた言語として扱われてる

・勝手なイメージで宗教家はたばこ吸わないイメージ(だって欲望的なものだから身が穢れそうじゃない?)なんだけど枢機卿ぱかぱか吸ってて興味深い

・あとユアンマクレガーがどうしで役に合わない気がするですよ。彼はどんな役でも屈託のない少年のような顔が出てしまう(私見です)から、そういう役がいいと思う。普通じゃないとか、アイランドとか、トレスポとか、それこそSWシリーズとか。
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