鰹よろし

マーシャル・ユニバース 伝説の聖石の鰹よろしのレビュー・感想・評価

2.5
 青陽郷なる地を支配するレイ一族は、その地に住まう一族を掻き集め度々武闘大会を開催。それに勝利すると、レイ家当主から願いを聞き入れてもらえるのだという。

 野刀武館代表ルオチョンとリン家代表リン・シャオはタッグを組み武闘大会に勝利したが、ルオチョンは消され、リン・シャオは廃人にさせられ、願いを聞き入れられることはなかった。

 8年後、なんやかんやあって2人の息子が復讐(真相究明)に立ち上がる...

 全編通してノリが「○○戦隊」「○○レンジャー」といった戦隊モノの様相。これはこの手の作品やジャンルにおける中国の定番なのだろうか?

 淬体境の四重...淬体境の八重...地元境...天元境...元丹境...???

 一響...二響...三響...四響...五響...六響...七響...八響...九響...十響通背拳...???

 下段...四級武学?...???

 キャラに技にと細かく段位や階級が分けられており、陽元石に、○○印に、ペット要素にと様々なところに強化ポイントがある様、

 また権力に胡坐をかきただただおいしいとこどりをして強くなろうとするボスキャラに対し、主人公側も修行や鍛錬といった地道な工程が一切描かれない様は、

 クエストやミッションの自動化で楽々快適、何もわからないまま指示されるがままに操作して序盤は急激に強くなれるのだけれども無課金だとすぐに頭打ちになり、少額高額の課金を隙あらばどころか常にしつこく勧めてくる、次々に新サーバーを立ててくる、どれも変わり映えしないVIPシステムが採用されている、課金万歳の中華ゲーの雰囲気で好きな人は好きそう。私も好き。

 ただこれを映画でやられるとその世界観が中々見えてこないというのが痛いところではないだろうか。まぁそういうことを深堀りさせる前に美麗さで魅せてしまうというのはゲーム同様のウリではあるのだろうが・・・

 全世界共通の神話ネタなのか中国の十八番なのかの定番な兄弟(キョウダイ)ネタに、どこかで読んだことが観たことがあるその他いろんな要素をいろんなところから引っ張て来てて楽しかったっちゃ~、楽しかった。・・・か???


「ハンガー・ゲーム」シリーズ...「ルパン三世 ワルサーP38」(1997)...「キング・オブ・エジプト」(2016)...「ブラックパンサー」(2018)...「二ノ国」(2019)...「コスモボール COSMOBALL」(2020)...「BLEACH」...「HUNTER×HUNTER」...「NARUTO」...「烈火の炎」...
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