まったく記憶は無いのだけれど、何故かFilmarksでClipしてあって、たまたま今日は、無性に何かしらの映画を観たいぞ、という謎の欲求に駆られていたもので、スコアの高かった「コーダ あいのうた」を観たのでした。
予告編も見ず、あらすじも知らず、キャッチコピーすら読まず、感想も読まず。
ビジュアルイメージすらまともに見ていなかったので、若者男女4人の青春ものかな、と勘違いしていた。
で、どうだったか。
納得!
評価の高さに納得!
こんなにも笑って泣いて感動した映画は久し振りです。
ザ・王道。
笑って泣いて感動したザ・王道映画のことは、詳しく知りたくなるのが人情じゃないですか。
まずは、恥ずかしながらタイトルの意味がわからなかったもので調べてみた。
"コーダ(coda)は、楽曲において独立してつくられた終結部分をいい、しばしば主題部とは違う主題により別につくられているものを指す。元来は「尾」を意味する語で、ラテン語のcaudaに由来する。"
"コーダとはChildren of Deaf Adultsの頭文字をとった言葉だ。 その意味は「両親のひとり以上が聴覚障害を持つ、聴こえる人」。 つまり、ろう者のもとで育った聴こえる子どもたちのことだ。"
とあった。
ダブルミーニングだったのか!
センス!
さらに、作品のことを調べてみた。
てっきりオリジナルかと思ってたら、フランス映画「エール!」のリメイクだった!
ならばそちらも観る!
というわけで、ネタバレせずに、あーだこーだ言わずに、しかし家族や友人にも薦めたくなる、最高の映画でした。
歌も、手話での表現も、豊かで、力強く、繊細で、素晴らしかった。
ダウンロードしたサントラを聴きながら、じっくりとパンフレットを読みます。
パンフレットには
"コーダ"は、楽曲の終わりを表す音楽記号のことでもあり、次の章が始まる意味も持つ。
とありました。
2021年のサンダンス映画祭では、グランプリ、観客賞、監督賞、アンサンブルキャスト賞を受賞したそうです。