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コーダ あいのうたののんchanのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.7
フランス映画『エール!』のリメイクらしいが、その情報を知らずに絶対に観たい‼️と思っていた理由はシアン・ヘダー監督作品だから✨
そして母親役を『愛は静けさの中に』でアカデミー賞主演女優賞受賞のマーリー・マトリン(自身も聴覚ハンディを持つ)が演じていると言うのも思い入れがあった❣️

大体リメイクはオリジナル超えが難しい中で、この作品は舞台をフランス🇫🇷の酪農場からアメリカ🇺🇸の漁場へ変換しているが、ほぼオリジナルを踏襲しつつ、めちゃくちゃ笑えて泣けて感動以外思い付かない。胸熱でいて爽快な仕上がりで、私はオリジナルを超えたと感じました🌟

両親と兄そして高校生のルビーの4人家族。ルビー以外は聾唖者。
幼い時からルビーは3人の通訳代わりとなって学校生活と家業の漁業を手伝って日々奮闘している。

障害があっても超絶明るい両親はエッチが大好物💞手話も下ネタ尽くしな内容ばかり🤷‍♀️兄は喧嘩口調(手話)もルビーの将来を気に掛けてくれている。

新学期、憧れのクラスメイトのマイルズに合わせて合唱クラブを選択したルビー♬実は歌うことが大好き🎶とても素敵な声の持ち主なのに人前で歌う事に抵抗を持っていた。

そこに救世主が現れる❗️合唱クラブ顧問でユーモアたっぷりのヴィラ〜〜〜〜ロボス先生(🐸顔でお腹痛くなるほど笑わせる)もう最ッ高🧡🎶✨先生はルビーの才能をいち早く感じ取り、時間外で個人指導をしてくれて名門音大の受験を勧める。しかしルビーは家業の収入が厳しい中で両親から大反対される...


ヘダー監督と母親役のマトリンが強く聴覚障害を持つ俳優に拘り、父親役トロイ・コッツァーも兄ダニエル・デュラントも聴覚障害がある。本物の家族のように素晴らしい演技だった。
そして、主役のエミリア・ジョーンズは子役から幾つかの作品に出演しているが、父親が歌手だけあり、伸びのある素敵な声と努力の賜物の手話が自然で演技力に圧倒された。まだ10代これからも期待💫

超絶オススメです❤️✨🎶


※《コーダ(CODA)》とは、Children of Deaf Adults=《⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども》という意味であり、また⾳楽⽤語としては、楽曲や楽章の締め=《新たな章の始まり》という意味を持つ。
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