Beausum

コーダ あいのうたのBeausumのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.3
自分の頬を伝う涙が熱いことに気づきナント…と冷静になるときが何度かあった。
終盤のルビーが生まれたときのお話してるあの時間が、最高潮ナミダだった。いつまで経ってもこの類のシーンは重ねてしまう。

全体を通して歌うシーンすべてに過度な演出がなく、歌声や楽器の音色をシンプルに魅せているのがより溶け込みやすかった。
それだけ演者たちのポテンシャルが求められることにはなるが、申し分ない面々で素晴らしいです。

ルビーの大きな声で歌うときの感情がこもってるかんじ、まあ刺さる。
伸びやかで芯があり、まろやかな歌声が好きな声質。
手話しながら歌うオーディションのシーンが、どんどん身体全体で歌を表現しているかんじでとても良かった。(サントラ「Both Sides Now」の歌)

いちばん堅物かなと思っていた野生父ちゃんが「(こどもたちは)昔から大人だ」と言ったとき、あ、理解ある人だと思った。


観終わって、何か浄化された気分だった。
朝イチであんなに泣いたからかな。
久しぶりに潮風に当たりたくなりました。天気のよい日限定。
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