『コーダ あいのうた』を鑑賞。
漁業を営む、ろう者家族の健聴者の娘が主人公。
歌の才能がある彼女の熱意が、家族に伝わらない描写が悉く切なかった。健聴者とろう者の断絶の映像表現が秀逸。
音楽教師に見出され音大進学推薦をされるも、健聴者である娘抜きで家族たちは仕事をするのが難しいので彼女に頼りきり。
家族の為に夢を諦めようとする彼女に怒る、あの人の言葉が熱かった…。
主演のエミリア・ジョーンズの心を揺さぶる歌声がまた素晴らしいですね。観終わった後サントラ聴きまくり。
娘が父の為に歌うシーン、そしてラストシーンで泣き過ぎて頭痛くなった😢うう…
タイトルの「Coda」は、音楽用語のほかに、「Children of Deaf Adult(s)（ろう者である親を持つ⼦）」を示す言葉でもあるそうです。
家族愛ものって自分には理解不能ジャンルなのでこれまで避けてたんですが、しみじみと良かったな。
歳とともに、少しこういうのも分かるようになってきたのかも知れない。
