あさか

コーダ あいのうたのあさかのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.8
映画館で観るべき映画だと聞いてはいたけど、まさに。感動的なヒューマンドラマ・・・。
静寂に包まれる瞬間、耳が聞こえない人のリアルな体験ができた。違う状況にある人達同士は、「なんでそんな事言うんだ、あんな事するんだ」って理解できない場面が起きるけど、いかに互いの立場に立って想像したり、思いばかれるかが大切だと再認識できる映画。
とにかく、ラストの唄both sidesの歌詞が刺さりまくり、これこそこの作品のメッセージ「人生を両面から見る」ことの意味が込められてた。耳が聴こえる/聴こえない、子供/大人、楽しみ/苦しみ、失う事/得る事・・・色んな両面があるけれど、辛い事だけではなくいい事にも目を向けることを忘れてはいけないって感じれた。
この唄が流れるまでは家族みんな大変な目に合ってるシーンばかりクローズアップされてたけど、唄のシーンでは聴覚障害がある人/ない人関係なく笑い合ってるシーンが初めて映し出されて、そういうことか、と気づかせてくれた。
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