このレビューはネタバレを含みます
歌声と遊泳禁止スポットの風景、魚臭いと言われる漁の風景も含めて綺麗だった。
スクリーンでみると、魅了されてしまう。
親の犠牲になってきた観客にはつらい描写が多いが、娯楽映画なので、最後は家族とも和解し、ハッピーエンドとなっている。
娯楽として楽しめて泣けるが、新しさはあまり感じられなかった。
毒親と見せかけて、全く毒親ではないというお気楽さや経験不足ながらバークリー大学に合格してしまうドリーミーさは残っている。
アカデミー賞では、暴力事件の方が話題になっているが、
人種問題とセクハラ問題に敏感になってきたものの、作中にも登場する身体によるいじりをさほど大きく問題視していない状況をうけ、結局障害を美談として祭り上げただけのようにもみえてしまった。(勝手な主観にすぎないが)
今回の事件で逆に作品にも少しケチがついてしまったようにも思われ、その点は非常に不運に思う。
リメイクものなので、オリジナル版をみてからまたコメントを追加したい。