JunyaWatanabe

コーダ あいのうたのJunyaWatanabeのネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

父、母、兄が耳の聞こえない聴覚障害の中、唯一の健聴者であるルビー17歳。幼いころから通訳としての役割を担ってきて、家業の漁業も手伝う。高校で音楽の先生に歌の才能を認められ、レッスンして音大入学を目指す。しかしルビーがいないと家業がやっていけないため諦める。が、ルビーの発表会を経て家族は夢を後押しする。

涙ぽろりポイント
・発表会で歌うルビーを眺めながら音が消え去って、それでも周りの観客の反応を見てルビーの歌声が素敵であることを感じ取ろうとするシーン
・発表会の夜、家の外で父のためだけにルビーが歌い、その喉元に触れながら歌声を少しでも感じ取ろうとするシーン
・音大入学テストのとき、こっそり見に来た家族にも歌を伝えたくて、(かつ、それがルビーにとって一番の感情表現の手段だから、)歌いながら手話をし始めるシーン
・最後の家族との別れ際、父が強く言い放つ「Go」

めちゃくちゃ温度の高い涙が出た。それぞれが一人の人間として堂々と生きていて、けどそれはやっぱり家族の存在があってこそ成しえたことなんだなと感じた。兄がとても良い、、、
そして音楽が最高。
あとエミリア・ジョーンズが可愛いしすごいしファンになった。
CODAとは、Children of Deaf Adultの略で聴覚障害の親をもつ子のこと。

聴覚以外で相手に歌を届ける、だからこそ全力で感情を込めて歌う。これは音楽ですな〜〜

「俺のために歌ってくれ」
JunyaWatanabe

JunyaWatanabe