オスカーを取ったということで鑑賞。
監督はこの地味なお話を淡々と撮った。
なので、アート系にならず、小難しい理屈もなく、笑える場面もある楽しめる作品に仕上がっている。
派手なシーンは少ないものの、しみじみといつまでも心に残る良作。というのも、これはある部分で自分達の周りにある身近なお話だからだ。
主張は強く無いが品質の良い、職人の作ったお菓子みたい。
正直、これが今年のオスカーかぁとも思ったが、それだけ、普通の家族の幸せがアメリカで失われているということなのかも。
実はこの映画、凄く贅沢な観方をしまして。
劇場に入ったら観客はなんと私一人。
ちょっと寂しかったけど、VIPか、我儘な大株主みたいな貸切状態での鑑賞ができました。なので最後はスタンディングオベイションしたり(笑)。