ランナー

コーダ あいのうたのランナーのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.2
これは素晴らしい映画。広く皆さんにお勧め出来るストーリー!! 洋画ファン必見

多感な思春期から青年期に向かうお子さんと、家族全員で一緒に鑑賞出来ると素敵だと思います。そんな作品です!

1人娘以外は皆、聴覚障害者の家族。漁師として家計を支える父と兄、この2人の漁に欠かせない1人娘…
美しい母は、社会との距離をしっかりと確保している。

そんな1人娘には、歌の才能と、歌いたい欲求が… 勇気を振り絞り合唱部に入部
他人の目線が気になり、逃げ出してしまうところから始まる。

既視感あるな… と思ったら、エール!のリメイク版らしい。そりゃ、私の評価は高くなる… 仕方のないこと。
家族もの、大好物でして…

父との関係、母の依存、兄との距離感
親友のストーリー的な絡ませ方
音楽を教えてくれる教師の立ち位置
デュエットを組む青年との初恋
家族内における3人vs1人娘、如何ともし難い聴覚障害者と健常者の壁⁈

そして、何より1人娘の一人立ちへ向けた勇気、失敗、成長、葛藤、苦悩、成功、旅立ち

合宿部の発表会。1人娘の晴れ舞台。
ここぞという場面では、唯一、聴覚障害者の視点をクローズアップして、無音のシーンを採用。これがまた、バッチリとハマり感動を誘う!!

やはり良いものは良い!
これに尽きる、素晴らしい映画です。