コーダ あいのうた/2021年/アメリカ・フランス・カナダ
公開当時からめちゃくちゃ見たかったしハードル高めに鑑賞したのだけど、さらに超えていく素晴らしい映画でありました^_^
コーダとは = 聴覚障害がある親を持ち、自身には聴覚障害がない子のこと。
アメリカの漁師町に住む少女ルビーは、両親と兄に聴覚障害があり、障害のない彼女は幼いころから村民たちとの通訳をしてきたが、高校へ入学し、歌を唄うことが好きだから合唱部に入部する。そこで顧問に認められたルビーは、町から出て声楽の大学に入るよう進められるの(°▽°)
漁をするにも生活をするにも交渉をするのにもルビーに頼りながら、いつかは自分たちのもとを巣立っていくであろう彼女を家族たちはそれぞれの想いで考える日々。
そして聴覚障害の家族を置いていくわけにはいかず、私がいないとという強い責任を感じるルビー。
大学進学を一度諦めるもののはたして運命はいかに❗️という複雑な人間ドラマと透き通る歌声を持つルビーのサクセスストーリー。
シアン・ヘダー監督はお涙頂戴の【感動ポルノ】ではなく、高潔で勇気があり、普通の人間でもできないことを成し遂げる本来の感動を与えたかったという。そのためにも両親と兄は、本当の聴覚障害者の俳優を起用したかった、素晴らしい聴覚障害の俳優がいるのだから、そうでないキャストは考えられないという。
なるほど、手話で喧嘩する場面や手話でぶつかり合う場面は、健常者の口喧嘩より迫力あったね、素晴らしいね。
また所々であえて途切れる音や声。
静寂なのか、
無なのか、
音がない世界。
聴覚障害者とのリンクで「はっ」と思い知らされるシチュエーションは強烈に「無」を感じた。
たぶん、みんな、3回以上は泣くと思う。
ルビー役のエミリアジョーンズの声も卑怯だ٩( 'ω' )و