このレビューはネタバレを含みます
娘の学校内での立ち位置なんか気にも掛けてなさそうな自分本位でデリカシーの欠片もない両親にイラつく。過剰なまでに娘に依存する家族とそれをなあなあで受け入れ続ける娘。全てが気持ち悪い。
V先生との関係だけは素敵で、伴奏に駆けつけてくれるシーンにウルっときた。
ただ、色んな要素を拾った割には全体的に薄味だった気はどうしてもしてしまう。
雰囲気で感動したい人にはいいのかもしれないけど、テーマに惹かれて見るには物足りないかも。
それと、主人公の歌唱にそこまでの説得力はない。
サウンドオブメタルを彷彿とさせる演出で改めてあの映画の凄さに気づけたのはよかったかな。