感動した！
演技が天才的。エミリアジョーンズがこの映画に懸ける情熱というか覚悟が伝わってくる。
本当に子供の頃からルビーとして生きて来たかのように手話が完璧で、又歌も上手い！
元々手話が出来るミュージシャンか何かなのかと思いながら観てたけど(これ観るまでエミリアジョーンズ知らなかった)、この映画の為に9カ月前からレッスンしたんだって。しかも他の作品出演しながら。
凄い「本物」が出てきたなあ。
映画の中身はと言うと、これまた素晴らしかった。一見ろくでなしとも見える家族も実は心温かい。生まれた時から家族の通訳として生きてきたルビーの思春期の葛藤が切ない。演奏会でのサイレントの演出では「ろう者」側からの視点もよく表現されていてそこで物語の見え方が一気に変わる。あのシーンでより一層物語に入り込めた。
ラモスにしか見えない父さんがまた良い。ルビーの首の振動を聴くシーンも良かった。ラモスにしか見えなかったけど。
スター性と深みのある素晴らしい映画だった。
