このレビューはネタバレを含みます
予告や評価の時点で良い映画だと思っていたけれど期待通り良い映画だった…
演奏会の音の消える演出がとても良かった。
娘の歌声は聞こえないけれど、周りの人が頷いたり微笑んだり涙している姿を見て、感じる。そこから、娘の挑戦を後押しする家族の流れで泣いてしまった。
お父さんはラップを振動で感じるというのがここで活きてきて、触って歌を知る、展開でまた泣き…
お母さんに、私がろう者だと良いと思った?って話すところ、お母さんの悩みや不安も知れて良かった。
お兄ちゃんの、俺たちは無力じゃない!出来ることだって仲間もいる!という思いが娘を応援する方向に進むのも良かった。
Mr.Vの風変わりな熱血指導も、最後ピアノ演奏で助けてくれるところも。
登場人物みんなが普遍的で魅力的で、素敵な映画だった。