誰もが絶賛し、アカデミーも取ったった。これはもう間違いない映画でしょう。
期待度がMAXなのと、「エール」を3ヶ月前に見たばっかりで、ストーリーは全て知っている、という状況での鑑賞となってしまったのが悔やまれる。
ただ「エール」との違いも随所にありました。1番は両親が酪農家から漁業者になってたこと。
聾者が海に出て漁をするというのはかなり危険な行為じゃないのかな。誰かの力がより必要なんじゃないのかなと。
釣った魚も安値で売買されたり、仲間内で労働組合を作りたくても、誰も聾者を理解しょうとしない。
ルビーは聾者の家族がいるために、学校で嫌味を言われたり、後ろめたい気持ちを持っている。
これはかなり現実的。
仏版の能天気さは残しつつ、少しスパイスが効いているストーリー。
そしてルビーには兄がいる。兄も聾者だ。そして家族で真っ先にルビーの夢を叶えて欲しいと思った優しい兄。
口(?)は悪いけど、妹を思う気持ちと、自身のプライドがそうさせた。
歌唱の相棒マイルズもルビーと、キュンとするよな爽やかな関係に。この微妙な関係がいい。
温かい家族と、下ネタ満載なのは仏も米も共通w。
そしていかなる状況でも、やっぱり親は子を縛ってはいけないよね。
自由に羽ばたかせなければいけない。
愛あればこそなのだ。