心を通わせるということ。
V先生がルビーに「歌うということ」への思いを問うた時、
ルビーは、言葉、そして思いを絞り出すように、手話を使い始める。
手話なんてわからないはずのV先生は、ルビーの絞り出した思いを、心で読み取る。
ルビーの父は、他人の心までも揺り動かすほどのルビーの思いを、自分の手のひらと心で感じとる。
ルビーとその家族がこれまで味わってきた「我が家と、その外側の世界」の縮図のような、バークリーのオーディション会場。
ルビーの歌声に心が沁み出した瞬間、ルビーは、心を通わせたい人に向けて、手話で歌い始める。
心を通わせることの尊さ。
大切にしたくなったよ。