このレビューはネタバレを含みます
音楽の良さとかって それを体感した人にしか分からないから、聴こえないということに対処する術がないように思えるけど、
ルビーが受験するあのシーンは 家族やルビーの今まで起きた全ての問題を受け止めて向き合っているようですごく良かった。
両親に対しては、なんだこの毒親はっていうのが第一印象だったけど、根本の問題に子離れ出来ていないこととか 親である自分と子どもをイコールで見ようとしていることとかがあって 親自身がそれに気づいたときの変わりようが凄かった。お兄ちゃんは逞しい。
デュエットのシーン、急に音が無くなるあの瞬間の衝撃。こういう風に見えてるんだ、と見ている側が想像を超えてようやく気づく。
もういい放っておいてという感情と、分かってよという感情が入り交じるのが複雑。