おかちゃん

コーダ あいのうたのおかちゃんのネタバレレビュー・内容・結末

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

「アレッ ⁉️Blu-rayに録画残ってんじゃん‼️ 」とっくの昔に消したと思ってたのにデータ残っていたので見ることにした。
「ハリウッド作品は、騒々しくて大まかだから面白くねえかもな…。でもアカデミー賞取ってるから、ちっとはマシかな …。」などと、いつもの独り言を呟きながら鑑賞。「想定外に面白いじゃない❗️」楽しむことができた。

所謂ガーリー青春映画。そこに聾唖者という特異な条件が加わっている。
でも、 障害者問題特有の暗さなんか全く無くアメリカらしいほっこりした家族映画だった。

皆さん各々な視点で指摘してるが、私は以下の点に触れておきたい。
アメリカは、 僅かな可能性があればそれにかけようとするPositive-Thinkingである。教師が生徒の可能性(本当に見つけたかどうかは?むしろ恋心を利用しようと?)向上心を上手く使いながら可能性を伸ばそうとする。
「夢」は、可能性を引き出す。

そして、ここからは皆さんが指摘する
①聾唖(身体的弱者)問題
②経済的弱者問題
③家族との葛藤&自立
④青春期の恋心
などを交え、明るく展開する。
個人的には②&③について、最近は家族内で進学が問題になる事は少ないだろうが、少し前迄は「兄貴が進学するから諦めた…」何て話はザラにあった(作品内でも兄貴にそんな逆台詞があるけど…)。現在でも奨学金返済で困窮する若者がいると聴く。
でも➡️You leave 'em laughing when you go.And if you care don't let them know.Don't give yourself away. by'Both Sides Now'
④この進学問題に絡んで、遠く離れるので遠距離恋愛が絡み(木綿のハンカチーフ🤭古~い)、失恋云々。
アメリカの国民性は、こういった出来事をPositive thinking で乗り越えていこうとする。素敵な「夢のある国」。

①聾唖の問題「母さんも外の世界を知るとイイわ❗」
➡️だから
I've looked at love from both sides now.From give and take and still somehow. It's love's illusions I recall. by 'Both Sides Now'
それら全てを内包して親父は納得するのである。

沢山の音の魅力が存在する。Marvin Gaye, King Crimson(The shirt her boyfriend's wearing is a Disciplin), Elton John,David Bowie, The Clash,Bob Dylan.

そして、進学した先にはフレッチャー先生がいるのである。✌️