Taiga

コーダ あいのうたのTaigaのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.0
2022年アカデミー賞 作品賞受賞作。

幸福が有り余った完全無欠ハートウォーミングな家庭ではなく、母親が程良く毒親である描写もあり、物語に綺麗事だけではない肌触りが加わっていたので良かった。
(両親も兄も、思春期の娘としては地獄過ぎるところが多々あるけど)

珍しく邦題が仕事をしているね。
湖畔で歌った誕生日の歌は"哀の歌"であったし、テスト会場や車の荷台での歌は間違いなく"愛の歌"であった。
「あいのうた」と平仮名で表現したのが活きている。
オトン、ラップも尻から伝わる振動で愉しんでたもんなぁ。
車の荷台でのシーン良かったで。

クセの強さは万国共通な音楽のV先生も好きだったけど、兄貴がグッドガイで好き。
兄貴がずっと無力で悔しそうにしてたの、ついこちらまで目頭熱くなってしもうた。
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