ドルジ

コーダ あいのうたのドルジのレビュー・感想・評価

コーダ あいのうた(2021年製作の映画)
4.2
83点(100点満点中)
〈脚本〉35/45点
 展開が速くて飽きないし、手話ギャグが全部ちゃんと面白かった。障害をテーマにしつつも感動ポルノになり過ぎない距離感が良かった。家族との関係性も、全員聖人では全然無いけど互いに思いやりが滲み出ていて良いリアル感だった。途中「さっさと通訳雇えや」と思ってしまったのは正直ある
〈演出・撮影〉23/25点
 はいはいよくある感動系の映画ね、と思ってたら普通に演出上手くてビックリした。流石アカデミー賞取ってるだけある。散々練習みせといて終盤のあの演出は度肝抜かれるし、それがちゃんとフリになってラストのオーディションに繋がるのが素晴らしい。中盤のラブコメチックな部分は、「羨ましいなー」と思える良い清涼感だった。とにかく終盤に良い演出多すぎで、効果的な演出と伏線回収の見本市だった
〈音楽〉7/10 点
〈演技・キャスティング〉9/10 点
リアル聾者が演じてるだけあって手話会話のこなれ感があった。主人公の子はリアル歌手みたいだけど、手話も歌唱も演技も素晴らしくてファンになった
〈印象〉9/10
舐めてかかったら普通にめっちゃ良い映画だった。若干下ネタ多めだけど万人に勧められる
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