コーダ あいのうたのhのネタバレレビュー・内容・結末

高校生の女の子だった時代がわたしにもある。
彼女はなぜ家族をこんなに愛しているのか、V先生を簡単に受け入れたのか、少し不思議に思う瞬間があった。

きっと愛し合う両親の元でとても素敵な幼少期を過ごしたに違いない。

印象的なシーンは3点。
高校のコンサートでの父親、娘の歌で喜んだり、何かを感じとる聴衆を見ているシーン。自分には聞こえない分からない感覚でも、人々をこんなにも動かすのか、ということを理解できる彼は頭が良くて感受性がある。

音大に行くのを家族のために諦めるという妹にキレる兄、めっちゃいい奴。
自分が家族を支えられたらの憤り。素直じゃないようで素直。

主人公が家族の元から離れ大学の寮に向かうラスト。
愛に溢れていた。
主人公があいのうたを歌うことができる源泉。帰省しても、戻る日が来る。もう2度と帰れない家族と過ごした日々を想って泣く日が来る。
あの日を思い出して良い音楽を志してほしい。