独特なタッチのアニメーションで最初は抵抗感があった。クリプトズーの名の通り、未確認生物たちを保護し、テーマパーク化しているのだけれど、やっばりその動物たちのタッチもどことなく気持ち悪さがある。(あ、体に顔がついた少年は可愛いとおもった)
保護する人間とそれを阻止する人間という対立構造でありながら、クリプテッド達の自由とは何か、保護をすることが幸せになるのかなど単なる対立構造ではなくそこにクリプトテッドの感情を挟むことでより深みが生まれる。
共生を求めるがあまり暴走してしまうのも、新たなことを受け入れられないのもわかる。まさに現代を映しているよう。調和を目指すには新たな視点で一回破壊してしまうのも手なのではないだろうか。単なるファンタジー作品に陥ることなく、社会問題を反映した作品だと思う。
