Ginny

劇場版 呪術廻戦 0のGinnyのレビュー・感想・評価

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
2.7
漫画原作の人気コンテンツを原作を読まずにアニメだけで追いかけるということを今までしたことなくて(漫画読んじゃうか、アニメも漫画も読まない)呪術でその試みを実践している人間です。
おそらく呪術の世界への理解度はかなり低いです(技名の漢字変換もできていないですし、聞き間違いもあるでしょう)。でも一応アニメは全部見ました。
そんな人間ですが、ミーハーなのと公開日の空気感とファンのリアクションを味わいたかったので公開日の朝8:40の回鑑賞してきました。チケット販売開始から1時間以上粘って取ったど真ん中の席で。

原作の0巻知識はないですが、乙骨憂太、りかちゃん周りのことはやんわり耳にしていました。
予告編を見たときから気になっていた(誰しも思ったであろう)乙骨くんがシンジ君過ぎるのはどうなのか目にしたかったのも足を運んだ理由のひとつです。

予告編以上にとてもシンジ君でした(笑)
「○○じゃダメだ」なんてセリフも出てきてまんまやないかーいってズコーするとこでした。
でも見ていて思ったのは、呪術という漫画・アニメ共に人気のコンテンツの初の映画化で、その主役にアニメ未登場のキャラを出すということで、他のキャラや豪華な声優陣に見劣りしないどころか引っ張っていく存在にするためには特級声優の緒方恵美さんの召喚が必要だったんだろうなと思いました。やっぱりめちゃめちゃ演技上手でした。

なので起用にはなんら文句はないのですが、ディレクションは良かったのか?疑問です。
まんまシンジ君なのは気にならなかったのか…。

呪術の原作を読んでいないからなのかわからないのですが、原作自体の軸というか命題というか主題というか、それがわからなくていまいち乗り切れていません。
私がアニメで好きだった禪院姉妹の話は兄弟姉妹愛が好きなのでツボでしたし、勝気で口が悪い女子が好き、など要素要素で萌える部分はあるのですが作品全体でぐっと惹かれるものが私は感じられていないです。
アニメでは七海健人が好きでしたが、萌えるまでいかず(他の作品では萌え散らかしているので萌えセンサーが鈍いわけではないはず)呪術の対象じゃないのかなと思っていましたが今回ありました。というか自分の新たな「癖」に気付きました。
夏油の激しい戦闘シーンで袈裟がはためいている様子を見てクリティカルヒットしました。
コスチュームデザインの存在が大きいようです。めちゃ萌えました。
(それだけが理由じゃないけど)通りで鬼滅に萌え散らかすわけだ。羽織・隊服天最高。
でも悪側?????を推したことがないので(根っからグリフィンドール気質なので非人道的な行いや思考は推せない)キャラ推しにまではならなさそうです(推してる人を非難するつもりは毛頭ないですよ)。
乙骨が夏油に対峙したときの絶許の雰囲気の時に言っていた台詞もどうなの!?となってしまいハマりきれませんでした。アリと言えばアリですが友達どうこうだけでなく目の前の人ワルじゃん…そこにも怒り持ってほしかったってなっちゃいました。

映画版の髪型見たときはどうした!?って思ってしまいましたが狗巻先輩良かったです。
あとパンダ、想像以上にめっちゃよかった。可愛い。めちゃんこ可愛い。
真希先輩一番期待してたのですが期待通りとってもかっこよくて優しくて良かったです。

山ちゃん出てきてびっくりしました。ミサトさんとシンジ君もいるからエヴァ!って一瞬なりました。

砂場でりかちゃんが指輪プレゼントするシーンでりかちゃんはノースリーブで乙骨くんは袖有ぶかぶかパーカーなのが気になりました、季節いつ。
CV花澤香菜ちゃんって呪霊りかちゃんどないって思ってましたがめっちゃよかったです。どっちのりかちゃんも良い。

七海のシーンがかっこよいなと思ってましたら、上映終了後そこかしこで七海のシーン良かったねと声が聞こえました。
お隣さんがおそらく五条、夏油のファンで2人が出てしゃべるたびに見悶えていて面白かったです。オタク、変。

藤堂のモチベめっちゃわかる禿同でした。
感想に出てくるネットスラング古くてすみません。

漫画・テレビアニメをしている作品の映画なのでそりゃ…そりゃそうなんですけどファン向けのものだなと感じました。まる。
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