ぐる

劇場版 呪術廻戦 0のぐるのネタバレレビュー・内容・結末

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

原作履修済み。
・心優しく気の弱い少年(cv緒方さん)が怒りで自らのリミッターを外すシーン、ほんとゾクっとくる。「失礼だな、純愛だよ」最高
・リカちゃんの呪いを解いた後も左手に光る指輪💍…😭
・夏油→乙骨への執着は、乙骨がhis(五条の) boyであることも大きな一因ですね…ファンタビと共通する構図。辛い。好き
・一年後(虎杖たちへの態度)と比べてかなりピリついている五条。たった一年での急速な軟化は何を想ってか。本来教育者なんてやりたがらなそうな五条が生徒に対して近すぎるほどの距離であれこれ世話を焼くのは「0」に理由がある気がする。あの五条が「教育に未来がある」と唱えることは夏油の「啓蒙」と符合している。
・同じく五条が高専に住んでまで執着する一番の理由は、あの窓辺のシーンが意味するところなんでしょうね…特異な育ちの五条がある程度人並みに他人と関係と関わる方法を教わったのは高専、なかんずく夏油から。教育者を自任しているはずの五条が、実習=ほぼ放置するような形でしか教えられないのにも彼の生い立ちが透けて見える。そんな五条と普通の人々・社会とのほぼ唯一の繋ぎ目が夏油であるはずだったが、彼は一番身近にいた筈の夏油の心境変化を感じ取れず才能を開花させ、結果として二人ではなくたった一人で「最強」として生きていかねばならなくなり、背負う荷の重さは倍以上になってしまった
・五条にとっての本当の情の通った家族は高専時代のさしす組だったのかもしれない。乙骨や虎杖を自分の命を賭けてまで庇い、それでいながら慣れ慣れしく接するのは自身の高専時代の残影を重ねて家族を無意識に欲しているからかも。虎杖・伏黒・釘崎の3人組にはありし日の自分達を特に重ねていそう。
・訣別後再会した五条と夏油だが、ひとりぼっちの五条とは違い、夏油は「家族」を引き連れていた。そのなかに五条は含まれ得ない家族を。
・「愛ほど歪んだ呪いはない」その言葉の裏にある想い、そして経験は…?
・エンドロール後それはちょっと待ってマジでまって容赦して

【総評】
映像きれい。声優さん神。内容はつらい。クリスマスに見るもんじゃねえ……百鬼夜行当日(12/24)を外したけどメンタルが…
冊子入手された方はお分かりだと思うのですが、緒方さんのインタビューページがね…😭
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