このレビューはネタバレを含みます
呪術廻戦本編の前日譚として描かれているこの映画。百鬼夜行の演出がとにかく迫力が凄い。単行本では描かれていない京都での戦いも少しだけではあったが描かれていた。
キャラの確立がしっかりとしていて、単行本と変わらない演出もあり、波があるように感じたが、クオリティは劣ってない。
特に印象に残ったのはやはり、最後、夏油と乙骨の闘いであろう。「失礼だな、純愛だよ」このセリフは特に印象的である。「純愛」から生まれた「呪い」を自ら使えるようにし、終止符を打つ、そして「呪い」を解く。実に素晴らしい演出であった。
しかし、主題歌が2曲起用したのは少しくどいような気もしたし、百鬼夜行のシーンでの呪術を使った時の演出が少し過積載感があるような気がした。光過敏な方は気をつけた方が良いかも。
原作を読んでから観て、読まずに観ても楽しめ、見応えがある映画ではあった、五条悟かっこいい。