Tsuneno

劇場版 呪術廻戦 0のTsunenoのレビュー・感想・評価

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
2.5
アマプラで鑑賞。
本作はどうしてもあの作品と比較されたり、あの作品の二匹目のドジョウを狙ったものと思われがちで、俺もそう思っていたのでついぞ映画館には足を運ばずだったものの、まあ未鑑賞であったことはどこかに引っかかっており、アマプラ入りとともに観てしまった。
期待はあまりしていなかったので然程の怒りもないが、ネタの張り方がいちいち下品で明け透けだなぁとは感じる。
設定は色んなところで語ってもらえるようにしっかりしている。ビジュアルは色んなところで取り上げてもらえるようにしっかりしている。グッズが売れるようにマルチホーミングなキャラを散りばめている。見事だと思う。
で、それで、語り部はこの作品を通じて何を伝えたいんだろう?何を語りたいんだろう?
最近のジャンプ作品にはこれが見当たらないというか、むしろこれが無いことを公言している作家まで出てくる始末。
エゴもアングルもない作品は、作品としての大切な背骨が通っていないようだ。まあでも、そういう暑苦しさは流行んないのかもしれないね。
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