茜雫

劇場版 呪術廻戦 0の茜雫のレビュー・感想・評価

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)
3.7
ようやく見れた〜!!

漫画読んだの随分昔だったからストーリーも全部は覚えてなくてワクワクしながら見れました。これはすごい。
ストーリー、構成、作画、声優の演技、台詞回し、映像の作り方等々、非の打ち所がほとんどない。これは原作も天才です。呪術廻戦は0巻が1番好きなので最高でした。

乙骨withリカと狗巻先輩がめちゃくちゃ好きなので見どころたっぷりで良かった。
幼い乙骨くんがリカを愛した=最も歪んだ呪いをリカにかけてしまった。そういう意味ではやっぱり生まれつきの呪言師であった狗巻くんとちょっと似てるところがあるよね。
この作品って狂気を保っていないと堕ちていくっていう場面がめちゃくちゃあるんだけど、乙骨くんって少し危うい考え方をしていて(何が正しいかなんてわからないけれど自己肯定のためにはお前を殺さなければならない、みたいなところとか)、何かが一つ間違っていたらきっと夏油の側に転がっていたと思うんだよね。でもそういうところがこの作品らしいキャラクターだなと思う。「失礼だな、純愛だよ」は堪らなかったです。

五条先生もめちゃくちゃかっこよかった……!カッコいいシーンばっかりじゃなかった?目が映った瞬間息止まるかと思った。ナナミンの時はちゃんと息止まった。たまらなくかっこよかったです。
わたし五条さんがちゃんと先生してるのがすごい好きで、「一人は寂しいよ?」とかのセリフが非常によかったです。飄々としているようできちんと指導者なんだよね。
0の方ではそんなにメイン張ってないキャラクターたちもちゃんとひとりずつ見せ場があったのがすごくよかったな。
わたしは夏油全然推してなかったんだけど、夏油と五条先生セットで推すのわかります。最後の「呪いの言葉じゃない言葉」で何を言ったのか考察する人の気持ちめちゃくちゃわかる。

映画館に観に行けばよかったなぁってちょっと後悔した。もっと良い音響でもう一回聴きたい。なんなら次見る時は映像はなくてもいいくらい音の演出とセリフが上手な作品でした。


2022_28
茜雫

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