「子ども」の成長を見届けて物語から退場する「保護者」あるいは「安心毛布」
という物語の型にはめっぽう弱く、無条件に感動してしまう。
(※例
『ドラえもん』→のび太くんとドラちゃん
『機動戦士ガンダム』→アムロとガンダムという機体
『E.T.』→エリオット少年とE.T.
『ヒカルの碁』→ヒカルと佐為
そして書くまでもなくシンジ君と初号機)
乙骨くんという超性格が良くて危うさを抱えた男の子が、ヒロイン里香ちゃんへの「依存」「執着」「偏愛」という呪いを断ち切り大人になる姿。
そこにもう一つの『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を見た気がした。
アクション描写もずば抜けたクオリティで、それだけで120%楽しめる。
MAPPAが誇る最強の特級呪具、もとい営業資料になったんではなかろうか。