このレビューはネタバレを含みます
生死を超えた愛の形。いや、厨二精神をくすぐられルゥ〜!
呪いに縛られており、意思にない虐殺を犯してしまう主人公の乙骨だったが、呪いをかけていたのは他ならぬ自分自身であった。
力を持つものが自分の力に気付かず、周りに危害を加えてしまうということは大なり小なり様々な規模で起こり得る普遍的な事象である。
大切なのはその力の使い方と「自覚」。
乙骨は物語の中で仲間の力を借りながらも自分と向き合い、次第に強い自覚を持った人間へと成長していく、その過程がなんとも良かった。
物語自体のエンディングやエンディングテーマソングも含め、良き作品であった。